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第324回例会(夏期合宿)開催のご案内

日 時: 2004年7月9日(金) 13時30分〜7月10日(土) 13時30分

会 場: 倉敷国際ホテル (tel 088-422-5141 岡山県倉敷市中央1丁目44号)

JR山陽本線倉敷駅からは徒歩で約10分、大原美術館の隣です。


 講演内容

3.スケジュール

第1日(7月9日)

・開会のあいさつ(13:40〜13:50) (株)ダイヤ分析センター 後藤 幸孝


・セッション1:講演(13:50〜17:00)

@「テレフタル酸系重縮合高分子のNMRによるモノマー連鎖分布解析」

帝人(株) 松田裕生

一般に合成高分子材料の一次構造の特徴は、その固体物性に反映されるので、一次構造の詳細な解析は重要であり、NMRによる解析がよく行われている。この場合、複雑系共重合体ほどNMRピークをいかに分離させるかが重要となる。本講演では、共重合ポリエステル、共重合ポリアミドについて、NMR測定溶媒条件を選択することによって、これまでできなかった連鎖分布の詳細な解析を行うことができたので紹介する。


A「X線光電子分光法による高分子表面・界面の官能基解析」

(株)東レリサーチセンター 中山陽一

高分子材料表面の諸特性を理解する際、「元素」と「官能基」の平面・深さ方向の知見が重要である。高分子材料(有機材料)の多くは、無機材料と比較して、電気絶縁性であり、また、光・電子・イオン等に対する耐性が低い。表面分析法の多くがプローブ・検出信号のいずれかにおいて荷電粒子(イオン・電子)を使用しているため、これらの手法を高分子材料に適用する場合は、帯電を解決しつつ試料劣化を避ける配慮が必要である。本講では、高分子材料の代表的な表面分析手法の一つであるX線光電子分光法(ESCA,XPS)による高分子材料の表面・界面分析の基礎的な事柄および応用例について紹介する。


B「マルチチャンネル赤外顕微鏡の開発とその応用」

日本分光(株)  赤尾賢一

天然物や高分子材料などの面内分布を分子レベルで解析することは、それらの特性や機能を評価する上で非常に重要である。これらの分布状態を振動分光学的に解析するためは、顕微赤外分光器を用いたマッピング測定が威力を発揮する。従来のマッピング測定では、単素子の検出器を用いてステージ上の試料を各点で測定していたために、測定時間がかかるという問題点があった。その問題点を解決するために、リニアアレイ型の検出器を用いたマルチチャンネル赤外顕微鏡(IMV-4000)を開発し、従来の2桁以上短い時間でのマッピング測定を実現した。更にこの装置を用いることで、いろいろな摂動を与えた状態でのマッピング測定や二色性のマッピング測定など応用範囲が広がることが期待できる。今回は、赤外イメージング顕微鏡の測定原理や各種応用例を中心に報告する。


(チェックイン、入浴、夕食)


・セッション2:分科会(19:00〜21:00)

セッション1の各講演を呼び水として、次の3グループに分かれて、日頃困っている問題の相談や今後の発展の方向等について、気楽に意見交換をします。なお、分科会のテーマに関連した参加者からの話題提供を歓迎いたします。話題提供いただける場合には、申込書の当該欄にその旨ご記入ください。

A:核磁気共鳴法(NMR)
B:X線光電子分光法(ESCA,XPS)
C:赤外分光法(IR)


・懇親会(21:00〜23:00)



第2日(7月10日)


・セッション3:講演(9:00〜11:20)


C「FFF-MALSの可能性と問題点」

山形大学 川口正剛

 フィールドフローフラクショネーション−多角度光散乱技術を用いた高分子分析法について、実際の分析例を紹介しながらその可能性と問題点について考えてみたい。


D「高分子データベースPoLyInfoの現状と今後の課題」

(独)物質・材料研究機構 飯室 茂

13000件を超す登録ポリマーのデータをどのように分類・整理しているのか。高分子材料はその構成成分や分子構造の多様性から得られる情報も多岐にわたり、分析はもとより得られた結果を整理・活用する段階でも従来のデータベース(DB)には満足できるものが無いのが現状です。PoLyInfoのデータ処理ツールPoLyIndexによる高分子辞書作成作業の現状を紹介し、この作業の中で明らかになってきたホモポリマー中心のPoLyInfoの限界と、高分子分子構造と対応したDBデータ構造とすることによる限界打破の方向について報告致します。


E「有機化合物のスペクトルデータベース(SDBS)」

(独)産業技術総合研究所 衣笠 晋一

有機化合物のスペクトルデータベースシステム(SDBS:Integrated Spectral Data Base System for Organic Compounds)は、現在約32,000の有機化合物についてNMR、MS、IR、Raman、ESRスペクトルをインターネット上で無料公開している(http://www.aist.go.jp/RIODB/SDBS/)。SDBSの歴史的経緯、現状、そして使用方法を紹介すると同時に、高分子分析からみたスペクトルデータベースに対する意見交換を行いたい。


・セッション4:各分科会のまとめ報告(11:20〜12:20)


・閉会のあいさつ・記念撮影(12:20〜12:30)


・昼食(12:30〜13:30)

   昼食後、自由解散


4.参加費

7,000円(ツインでの宿泊、および食事3回の合計)

同一企業から複数の方がご参加の場合二人目以降の方は9,000円となります。シングル宿泊希望者(数に限りがあります)は、3,000円加算して下さい。参加費は当日お支払い下さい。


5.申込方法

できるだけ添付の申込書(Word版)にご記入の上、6月25日迄にE-mailにてお申込み下さい。E-mail送信ができない方に限り、Fax(03-3490-3572)にてお申し込み下さい。なお、事務量を減らすため原則E-mailでのお申込みにご協力をお願いします。


6.自己紹介シート

例年のように参加者名簿を作成しますので現在の仕事、専門分野、興味を持っていることなどについてできるだけ申込書の自己紹介シート欄にご記入下さい。また、分科会で意見交換したい項目や日頃困っている問題、話題提供等も申込書の当該欄にご記入をお願いします。


7.問合せ先

〒141-0031 東京都品川区西五反田 1-26-2 五反田サンハイツ304号
社団法人 日本分析化学会 高分子分析研究懇談会 田中
[電話:03-3490-3351、FAX:03-3490-3572]

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