もとのページへもどる

 

日本分析化学会高分子分析研究懇談会 第311回例会

日時 2001年12月4日(火) 13:30−19:30

場所 簡易保険会館「ゆうぽうと」(03-3490-5111,JR山手線五反田駅下車徒歩5分)

講演・ワークショップ 13:30〜16:40

1) 13:30−14:20 講演1「ガスクロマトグラフィーによる樹脂の溶解性パラメータの推定」
                                   (関西ペイント)坪内健治郎氏

講師から一言:溶剤の溶解性パラメータ(SP値)はその定義によって一義的に決定することができ、溶解力を示す指標として広く利用されている.しかし、樹脂のSP値は定義に従って決定することが極めて困難であり、SP値既知の溶剤に対する溶解、膨潤あるいは粘度変化を基に求めるか、Fedorsの推算法により推定する.樹脂を固定相液体とした気/液分配クロマトグラフィーを適用すると溶剤の樹脂への溶解熱を求めることができ、この溶解熱とSP値の関係より樹脂のSP値を求めることができる.この方法を適用して樹脂のSP値を推定について検討した結果を紹介させていただきます.


2)14:35〜15:05 ワークショップ1「平面スライス法を前処理として用いる塗膜の劣化プロフィルの解析」
                                  (アクトリサーチ)佃 由美子氏

コメント : 樹脂製品が屋外使用で劣化する場合、一般に、表面近傍ほど劣化が激しいという傾向がある。深さにそった劣化度合いの変化(劣化プロフィル)の解析は、一般に、断面にそっての顕微赤外や顕微ラマン測定でなされることが多い。表面に平行に数ミクロンきざみに薄片をスライスすれば、赤外だけでなく、UV吸収やPyGC、GPC等の測定も可能であり、総合的な解析が可能になる。自動車の塗膜についての解析例を紹介す
る。

 

3) 15:05〜15:35 ワークショップ2「29Si-NMRを用いたアルキルアルコキシシランの重縮合の評価」
                                      (旭化成)戸田芳子氏

コメント:モノマー分子が重縮合していく様子をNMRで見てみたいと思ったことはないでしょうか。今回、アルキルアルコキシシランの重縮合過程を29Si-NMR(DEPT法)で経時的にとらえたので、その事例を紹介します。

 

4) 15:50〜16:40 講演2「赤外分光法による共役高分子デバイスの研究」

                                     (早稲田大)古川行夫氏

講師から一言:共役高分子は電気を流す「導電性高分子」として注目されたが、最近は、発光ダイオードなどの電子デバイスの材料として注目されている。このような電子デバイスでは、電荷を運ぶキャリヤーが機能を発現する上で重要な役割を果たしている。共役高分子のキャリヤーと伝導性に関する研究の現状を解説し、共役高分子を材料として製作した発光ダイオードや電界効果デバイスのin situ 赤外反射的吸収スペクトル測定法による機能発現機構の研究例を紹介する。

 

懇談会 17:00〜19:30

立食形式の懇談会です.講師を囲んで、あるいは会員相互で、自由な情報交換を行いたいと思います.参加される方は参加費2,000円を当日お支払い下さい.同一会社から2名以上参加される場合は、二人目以降の方は3,000円とさせていただきます.

 

申込み 会員名および実際に出席される方のお名前を明記の上,e-メールまたはFAXにて,学会事務局あてお申し込み下さい(11月28日締め切り)。ご意見,近況等をあわせてお書きいただければ幸いです。    ※なお例会への出席は懇談会会員の方に限ります。

申込先  e-mail: ktanaka@jsac.or.jp,FAX: 03-3490-3572

 

お知らせ

1) 先日開催いたしました、第6回高分子分析討論会の要旨集に若干残部がありますので、今回に限り懇談会会員の方でご希望の場合には、12月4日の例会のおりに無料で配布いたします。ご希望の方は例会参加申し込み時に必要部数とともにその旨お知らせ下さい。さらに、ご希望があれば前回の第5回の要旨集もお渡しいたしますので併せてお知らせ下さい。ただし、いずれも数に限りがありますので、先着申し込み順とさせていただきます。また、当日お持ち帰りいただく場合に限ります。郵送の場合は従来通り送料込み1冊3,000円です。

2) 312例会は2002年1月31日(木)に北トピアにて開催予定です.詳細はあらためてお知らせいたしますが、ぜひご参加いただきますようご予定下さい.


もとのページへもどる