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高分子分析研究懇談会 第310回例会

日時 2001年10月15日(月) 13:30〜16:30

場所 簡易保険会館「ゆうぽうと」(03-3490-5111,JR山手線五反田駅下車徒歩5分)

講演・ワークショップ 13:30〜16:30

1) 13:30〜14:20 講演1「X線回折法とそれから得られる情報の特徴」

                  (岡山大理)柏野節夫氏

講師から一言:X線回折法は,機能性材料,医薬品,生体高分子など物質開発の広範な分野で,ますます不可欠なものとして利用されつつある.ここでは,主に単結晶X線回折を例にとって,X線回折の原理の特徴と利用にあたっての留意点を要約した後,X線構造解析によってどのような情報が得られるかを述べる.その情報の特徴の一つは,人知を越えた予期せぬ事実が見つかり,それが問題解決に役立ち,さらに新しい問題提起につながることであろう.このような情報の有用性と限界について,演者らの最近までの報告例を中心に紹介したい.

2) 14:30〜15:00 ワークショップ1「テレフタル酸系共重合ポリエステルにおける           ロングレンジシーケンス」

                            (帝人構造解析研究所)松田裕生氏

コメント:重縮合系ポリマーは共重合体やエステル交換反応などを施したブレンド体などとして、繊維、フィルム、樹脂などの様々な工業製品に多用されているが、モノマー繰り返し単位自身が大きいため、付加重合ポリマーのような長連鎖構造解析は一般に困難な場合が多い。より長連鎖の構造情報が可能になれば、重合反応制御や物性制御にとって有用な情報となると期待され、溶液NMRによる構造解析を検討したのでその事例を紹介する。

3) 15:00〜15:30 ワークショップ2「新規収束光顕微鏡を用いたPEインフレーショ           ンフィルムの形態解析」

                       (住友化学工業石油化学品研究所)内海晋也氏

コメント:収束光顕微鏡顕微鏡(CBM)を新規に開発いたしました。CBMを用いることによりポリエチレンインフレーションフィルムにおいてあらたな構造を見出しましたので、本ワークショップにてご紹介させていただきます。

4) 15:40〜16:30 講演2「高分子材料のLCAのためのリサイクル研究」

                              (神奈川大理)大石不二夫氏

講師から一言:地球環境の保全のため、ライフサイクルアセスメント(LCA)が要請されているが、それを実現させるための基盤となるリサイクリングの研究例として、熱硬化性プラスチック(プリント基板等)、PET等の熱可塑性プラスチック、加硫ゴムおよびFRP等に関して演者が手がけてきた実例を紹介する。

申込み 会員名および実際に出席される方のお名前を明記の上,e-メールまたはFAXにて,学会事務局あてお申し込み下さい(10月10日締め切り)。ご意見,近況等をあわせてお書きいただければ幸いです。 
申込先 e-mail: ktanaka@jsac.or.jp,FAX: 03-3490-3572

お知らせ

1) ワークショップについて:

今回の例会から定例的に行うことになりました。懇談会のgive & takeの精神を生かして、会員諸氏に順番に報告をお願いする予定です。差し支えない範囲で、情報をご提供いただければ幸いです。この次からは、原則として名簿の50音順に毎回2件ずつ程度お願いしていく予定ですのでご承知おき下さい。もちろん、ワークショップでは不足で、講演をしたいということであれば大歓迎ですので、その旨お知らせ下さい。

2) 年会時講演会について:

 11月23日から25日まで熊本大学にて開催されます第50回日本分析化学会記念年会において、恒例により本懇談会の講演会を行います。第2日目の11:00〜12:00に、九州大学の高原 淳先生に「走査フォース顕微鏡による有機・高分子組織体の構造と物性評価」と題してご講演いただくことになっております。(先生にもこれを機にご入会していただきました。)年会への参加登録が必要となりますが、是非ふるってご聴講下さい。なお、年会のプログラムは学会のホームページにて公開されています。

3) 311回例会について:

12月4日(火)「ゆうぽうと」において開催いたします。関西ペイント坪内氏他1件のご講演と、ワークショプ2件を行う予定です。また、恒例により講演会終了後の懇親会を行います。詳細は追ってご連絡いたしますが、今からご予定いただければ幸いです。

4) その他:

既にご案内の通り、11月5・6日に工学院大学新宿校舎にて第6回高分子分析討論会を開催いたします。現在参加募集中ですので、ふるってお申し込み下さい。また、このほか今年度は2月ごろに第312回例会を、2月下旬から3月初旬頃に後期の技術講習会を予定しています。正式な日程等詳細が決まり次第追ってまたお知らせいたします。


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