第52回高分子分析技術講習会(後期:応用編) 《高分子分析の実際》

2015年8月に行われた平成27年度前期講習会に引き続き、上級および応用編として分析実例主体の講習会を下記のように行います。前期に受講された方はもとより、新たに受講される方も是非ご参加ください。

主催  (公社)日本分析化学会高分子分析研究懇談会
協賛  (公社)日本化学会 (公社)高分子学会
期日  2016年3月15日(火)・16日(水)
会場  工学院大学 新宿キャンパス 5階A0542教室〔東京都新宿区西新宿1−24−2〕
      交通:JR中央線「新宿」駅西口より徒歩5分、大江戸線「都庁前」駅徒歩3分
http://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/access.html

【スケジュール】
第1日(3月15日)
1.赤外吸収分光法の応用 (10:00〜12:00)
〔スペクトラ・フォーラム〕 高山 森
応用らしい応用例は本講習会の総合解析でも紹介されるので、ここでは「応用の基礎の説明という観点に立ち、種々の要素で整理して説明する。
最初に、測定が難しい試料の代表として、@不透明試料 A微小試料(異物等) B複合試料(多層フィルム等)を取り上げ、様々なテクニックを紹介する。
次に、赤外分光法は、材質の定性や成分の定量といった単純な応用だけでなく、広範な応用が可能であるということを、項目ごとに実例を中心に説明する。すなわち、@表面分析 A状態分析(結晶化度等) B現象の直接観察(相互作用、化学反応等)Cクロマトグラフィーとの結合(添加剤分析等)。
随所でラマン分光法も取り上げ、目的によっては、赤外分光法よりも有効であることを説明する。

< 昼休み > (12:00〜13:00)

2.液体クロマトグラフィーによる高分子分析(応用編) (13:00〜14:40)
〔東ソー分析センター〕 香川信之
高分子の液体クロマトグラフィーは、複雑な多分散性を有する高分子材料の解析に有効な分析手法である。後期応用編においては、分子量測定ならびに分子量分布の測定に用いられているサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)について、特に注意すべき点や特殊な高分子の分析法、さらに光散乱検出器や粘度検出器、FT-IRを用いてどのような構造情報が得られるのかについて解説する。
また、高分子の組成分離法として最近注目されるようになった臨界吸着点(CPA)を利用した液体クロマトグラフィーについても解説する。

3.総合分析(1):高分子材料の有機組成分析 (14:50〜16:50)
〔鞄激激潟Tーチセンター〕 佐藤信之
 高分子を含む有機材料を分析するためには様々な前処理が必要である。材料の組成を解明する有機組成分析を行う際には、ステップごとに目的に応じた最適な前処理技術を選択しながら体系的に分析を進めて行く必要がある。具体的な分析事例を通じて、様々な局面での効果的な前処理技術の活用について紹介する。

第2日(3月16日)
4.ガスクロマトグラフィー/質量分析法による高分子分析の実用例 (9:30〜11:30)
〔名古屋工業大学〕 大谷 肇
熱分解GC/MSおよびMALDI-MSを中心に、共重合組成分析、平均分子量および分子量分布解析、末端基や立体規則性等の微細構造解析、架橋ネットワーク構造解析、さらには、分解・劣化挙動の解析や、添加剤分析など、高分子分析への最近の具体的な応用例を紹介しながら、実際の現場で役立つ活用法を解説する。

< 昼休み > (11:30〜12:30)

5.核磁気共鳴分光法 (12:30〜14:30)
〔徳島大学〕 平野朋広
 核磁気共鳴法(NMR)では化学構造(官能基の種類,隣接基など)に関する情報が得られることから,有機化合物の分析手法として広く活用されている。高分子材料においては,繰り返し単位の構造や,末端基(開始剤断片),立体規則性,共重合体の組成や連鎖の解析などに有用である。そこで本講では,簡単な測定原理を解説した後に,測定条件の設定やデータ処理法について実用的な立場から述べる。

6.総合分析(2):電子材料・工業材料関連高分子の分析 (14:40〜16:40)
〔日立化成梶l 海野晶浩
 高分子材料は種々の変性剤、添加剤あるいは無機材料と組み合わせて、エレクトロニクスを始め広い分野に使用されている。他の成分と分離して高分子材料の構造情報を得るためには、各種分析方法の特徴を把握して適切な分析方法、分析条件を選択することが重要である。電子材料の樹脂種の同定、複合材料の樹脂反応度評価、無機フィラー界面の高分子の構造解析などについて、分析事例を紹介する。


【受講申込要項】
講習レベル  高分子分析についての経験をお持ちの方を対象とし,高分子分析に関する諸問題について解説します。

受講料
高分子分析研究懇談会会員:25,000円
日本分析化学会および協賛学会会員:30,000円
会員外:45,000円
受講料はすべて税込みです。日本分析化学会会員には,維持会員,特別会員,公益会員を含みます。特別会員または公益会員の場合は,1名のみ会員扱いとします。なお,納入された受講料の返却は致しませんのでご了承願います。
  
募集人員  100名

申込方法
研究懇談会ホームページ(http://www.pacd.jp/index.html)の「参加申込フォーム」に必要事項をご記入のうえ,お申し込み下さい。また,必要事項を記載した電子メールでもお申し込みいただけます。その際,電子メールの件名を「52回講習会申込」として下さい。ホームページ,電子メールでの申し込みがいずれも困難な場合は,別紙の参加申込書にご記入のうえ,FAXでお送り下さい。
折り返し,請求書,振込依頼書および会場案内図をお送りします。なお,テキストは入金確認後、会期1週間前に発送の予定です。
理解を助けるため演習問題を織り込み,可能な限り個別の質問にもお答えします。また,事前に各分析法に関して質問および技術相談がある場合は,申込み時、所定欄にご記入下さい。各講師が可能な範囲で対応します。

申込締切  2016年2月26日(金)

申込・問い合わせ先
徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 押村美幸
〔電話 & FAX:088-656-7404,E-mail:pacd-koushu@pacd.jp〕
送信時に@を半角に変えて下さい。





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