第48回高分子分析技術講習会(後期:応用編) <高分子分析の実際>

20139月に行われた平成25年度前期講習会に引き続き、上級および応用編として分析実例主体の講習会を下記のように行います。前期に受講された方はもとより、新たに受講される方も是非ご参加ください。

主催
  (社) 日本分析化学会高分子分析研究懇談会
協賛  (社) 日本分析化学会 日本化学会 高分子学会
期日  2014年3月6日(木)・7日(金)
会場  工学院大学 新宿キャンパス 5階A0542教室〔東京都新宿区西新宿1-24-2〕
       交通:JR中央線「新宿」駅西口より徒歩5分、大江戸線「都庁前」駅徒歩1分
          http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/


【スケジュール】
第1日(3月6日)

1.赤外吸収分光法の応用 (10:00〜12:00)
(スペクトラムフォーラム) 高山 森

前期の基礎編に引き続き、異物や積層品の分析、各種クロマトグラフィー分離成分の分析のような、やや難しい分析のための様々なテクニックについて紹介する。また、スペクトルの定性のコツを会得する一助として、複雑な混合物の定性例を紹介する。 次に赤外分析は広範な応用が可能であるということを理解してもらうために、次のような項目について実例を中心に説明する: @共重合体の組成分析 A結晶化度の測定 B表面分析C劣化の解析 D添加剤の分析
 最後に、最近、普及しつつあるラマン分光について、特徴等を簡単に紹介する。


< 昼休み > (12:00〜13:00)

2.サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子分析(応用編) (13:00〜14:40)
((株)ロンビック) 後藤 幸孝

SECは高分子の一次構造解析に不可欠な分析法であるが、測定条件によっては正しい結果が得られないことがある。正しい結果を得るために考慮すべき事項について説明する。
 さらに、検出器に粘度計、光散乱検出器やFT-IRを用いると分子量以外の構造情報が得られるが、このようなシステムによる高分子の一次構造解析法の考え方や利点、適用限界などについて実例を含め解説する。


3.ガスクロマトグラフィー/質量分析法による高分子分析の実用例 (14:50〜16:50)  
(名古屋工業大学) 大谷 肇

  熱分解GC/MSおよびMALDI-MSを中心に、共重合組成分析、平均分子量および分子量分布解析、末端基や立体規則性等の微細構造解析、架橋ネットワーク構造解析、さらには、分解・劣化挙動の解析や、添加剤分析など、高分子分析への最近の具体的な応用例を紹介しながら、実際の現場で役立つ活用法を解説する。



第2日(3月7日)

4.核磁気共鳴分光法 (9:30〜11:30)
(帝人(株)) 永阪 文

後期では、固体高分解能NMRを取り上げ、CP/MAS測定を中心とした基礎知識と実際の応用について他核測定を含めて解説する。さらに広幅NMRや緩和時間、磁場勾配を用いた拡散測定等のやや進んだ手法についても取り上げ、分子構造や分子運動性を材料物性に相関付けた解析事例について紹介する。

< 昼休み > (11:30〜12:30)


5.総合分析(1):高分子材料の有機組成分析 (12:30〜14:30)
(鞄激激潟Tーチセンター) 佐藤 信之

高分子を含む有機材料を分析するためには様々な前処理が必要である。材料の組成を解明する有機組成分析を行う際には、ステップごとに目的に応じた最適な前処理技術を選択しながら体系的に分析を進めて行く必要がある。具体的な分析事例を通じて、様々な局面での効果的な前処理技術の活用について紹介する。


6.総合分析(2) (14:40〜16:40)
(日立化成テクノサービス梶j野本 雅弘

高分子材料は種々の変性剤、添加剤あるいは無機材料と組み合わせて、エレクトロニクスを始め広い分野に使用されている。他の成分と分離して高分子材料の構造情報を得るためには、各種分析方法の特徴を把握して適切な分析方法、分析条件を選択することが重要である。電子材料の樹脂種の同定、複合材料の樹脂反応度評価、無機フィラー界面の高分子の構造解析などについて、分析事例を紹介する。

◇ 質疑応答

 各講義の時間内で可能な限り質問にお答えします。必要に応じ,各講師による相談コーナーを設けます。




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