第44回高分子分析技術講習会(後期:応用編) 《高分子分析の実際》

2011年8月に行われた平成23年度前期講習会に引き続き、上級および応用編として分析実例主体の講習会を下記のように行います。前期に受講された方はもとより、新たに受講される方も是非ご参加ください。


主催  (社) 日本分析化学会高分子分析研究懇談会
協賛  (社) 日本分析化学会 日本化学会 高分子学会
期日  2012年3月8日(木)・9日(金)の2日間
会場  工学院大学 新宿キャンパス 5階A0542教室〔東京都新宿区西新宿1-24-2〕
       交通:JR中央線「新宿」駅西口より徒歩5分、大江戸線「都庁前」駅徒歩1分
       http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/


【スケジュール】
第1日(3月8日)

1.赤外吸収分光法の応用 (10:00〜12:00)
(且O菱化学アナリテック) 高山 森

 前期の基礎編に引き続き、異物や積層品の分析、各種クロマトグラフィー分離成分の分析のような、やや難しい分析のための様々なテクニックについて紹介する。また、スペクトルの定性のコツを会得する一助として、複雑な混合物の定性例を紹介する。
 次に赤外分析は広範な応用が可能であるということを理解してもらうために、次のような項目について実例を中心に説明する:@共重合体の組成分析 A結晶化度の測定 B表面分析  C劣化の解析 D添加剤の分析
 最後に、最近、普及しつつあるラマン分光について、特徴等を簡単に紹介する。


< 昼休み > (12.00〜13.00)


2.サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子分析(応用編) (13:00〜14:40)
(且O菱化学アナリテック) 後藤幸孝

 SECは高分子の一次構造解析に不可欠な分析法であるが、測定条件によっては正しい結果が得られないことがある。正しい結果を得るために考慮すべき事項について説明する。
 さらに、検出器に粘度計、光散乱検出器やFT-IRを用いると分子量以外の構造情報が得られるが、このようなシステムによる高分子の一次構造解析法の考え方や利点、適用限界などについて実例を含め解説する。


3.ガスクロマトグラフィー/質量分析法による高分子分析の実用例 (14:50〜16:50)
(名古屋工業大学大学院工学研究科) 大谷 肇

 熱分解GC/MSおよびMALDI-MSを中心に、共重合組成分析、平均分子量および分子量分布解析、末端基や立体規則性等の微細構造解析、架橋ネットワーク構造解析、さらには、分解・劣化挙動の解析や、添加剤分析など、高分子分析への最近の具体的な応用例を紹介しながら、実際の現場で役立つ活用法を解説する。



第2日(3月9日)

4.核磁気共鳴分光法 (9:30〜11:30)
(帝人梶j 永阪文惣

 後期では、固体高分解能NMRを取り上げ、CP/MAS測定を中心とした基礎知識と実際の応用について他核測定を含めて解説する。さらに広幅NMRや緩和時間、磁場勾配を用いた拡散測定等のやや進んだ手法についても取り上げ、分子構造や分子運動性を材料物性に相関付けた解析事例について紹介する。


< 昼休み > (11:30〜12:30)


5.総合分析(1):高分子材料の有機組成分析 (12:30〜14:30)
(鞄激激潟Tーチセンター) 佐藤信之

 高分子を含む有機材料を分析するためには様々な前処理が必要である。材料の組成を解明する有機組成分析を行う際には、ステップごとに目的に応じた最適な前処理技術を選択しながら体系的に分析を進めて行く必要がある。具体的な分析事例を通じて、様々な局面での効果的な前処理技術の活用について紹介する。


 

6.総合分析(2):電子材料・工業材料関連高分子の分析 (14:40〜16:40)
(日立化成テクノサービス(株)) 野本雅弘

 高分子材料は種々の変性剤、添加剤あるいは無機材料と組み合わせて、エレクトロニクスを始め広い分野に使用されている。他の成分と分離して高分子材料の構造情報を得るためには、各種分析方法の特徴を把握して適切な分析方法、分析条件を選択することが重要である。電子材料の樹脂種の同定、複合材料の樹脂反応度評価、無機フィラー界面の高分子の構造解析などについて、分析事例を紹介する。

 

 

【受講申込要項】

受講対象者  高分子分析についての経験をお持ちの方を対象と致します。

講習レベル  高分子分析に関する諸問題について解説致します。

受講料

高分子分析研究懇談会会員:20,000円
日本分析化学会会員および協賛学会会員:25,000円
会員外:40,000円。

第43回(平成23年度前期)講習会を受講された方の属する事業所、研究所等から申し込まれる場合には5,000円割引致します(受講生が前期と同一人である必要はありません)。また講義ごとに別の方が受講されても構いません。ただし、テキストは申し込み1件につき1冊と致します。日本分析化学会会員には、維持会員、特別会員、公益会員を含みます。特別会員または公益会員の場合は、1名のみ会員扱いとしますが、維持会員の場合は、複数名でも会員扱いとします。受講料には、テキスト代および消費税が含まれます。
 

募集人員  80名 (定員になりしだい締め切ります)

 



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