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第26回高分子分析技術講習会(後期)

《高分子分析の実際》

【スケジュール】

第1日(3月3日)

 

1.赤外分光法の応用(10:00〜12:00)

(潟Aクトリサーチ)高山 森

[講義内容]

 前期の基礎編に引き続き,異物や積層品の分析,各種クロマトグラフィー分離成分の分析のような,やや難しい分析のための様々なテクニックやコツについて紹介する。
 また,スペクトルの定性のコツを会得する一助として,複雑な混合物の定性例を紹介する。
 次に赤外分析は広範な応用が可能であるということを理解してもらうために,次のような項目について実例を中心に説明する:@共重合体の組成分析 A結晶化度の測定 B表面分析C劣化の解析 D添加剤の分析
 最後に,最近,普及しつつあるラマン分光について,特徴等を簡単に紹介する。

 

<昼休み>(12:00〜13:00)

 

2.核磁気共鳴分光法(13:00〜15:00)

(帝人梶j松田裕生

[講義内容]

 前回の基礎編に引き続き,応用編として,溶液NMRについて2次元手法と他核NMRを中心に取り上げ、実際の高分子の化学構造解析にどのように用いられているか,豊富な実例を用いて解説する。
 さらに,固体高分解能NMRを取り上げ、基礎知識の解説と実際の応用について紹介,化学構造と固体の状態や分子運動性とを関連させて解析できることを解説する。

 


3.ガスクロマトグラフィー/質量分析法による高分子分析の実用例(15:10〜16:40)

(名古屋大学大学院工学研究科)大谷 肇

[講義内容]

 熱分解GC/MSおよびMALDI-MSを中心に,共重合組成分析,平均分子量および分子量分布解析,末端基や立体規則性等の微細構造解析,架橋ネットワーク構造解析,さらには,分解・劣化挙動の解析や,添加剤分析など,高分子分析への最近の具体的な応用例を紹介しながら,実際の現場で役立つ活用法をする。

 

4.相談コーナー(16:4 0〜17:00)

(出席講師による)

 

 

第2日(3月4日)

5.サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子分析(応用編) (9:30〜11:00)

(シーエーシーズ)後藤幸孝

[講義内容]

 SECは高分子の一次構造解析に不可欠な分析法であるが,測定条件によっては正しい結果が得られないことがある。正しい結果を得るために考慮すべき事項について説明する。
 さらに,検出器に粘度計,光散乱検出器やFTIRを用いると分子量以外の構造情報が得られるが,このようなシステムによる高分子の一次構造解析法の考え方や利点,適用限界などについて実例を含め解説する。

 

6.総合分析:前処理技術の応用(11:10〜12:30,13:3 0〜14:10)

(鞄激激潟Tーチセンター)八嶋 博

[講義内容]

 高分子を含む有機材料を分析するためには様々な前処理が必要である。材料の組成を解明する有機組成分析を行なう際には,ステップごとに目的に応じた最適な前処理技術を選択しながら体系的に分析を進めて行く必要がある。具体的な分析事例を通じて,様々な局面での効果的な前処理技術の活用について紹介する。

 

<昼休み>(12:30〜13:30)

 

7.総合分析:電子・電機関連高分子の分析(14:20〜16:20)

(日化テクノサービス梶j杉谷初雄

[講義内容]

 高分子材料は電子、電機産業分野で広く使用されている。例えば、配線パターンを作製するときに使用される各種レジスト材、絶縁ワニスや絶縁膜、DRAMなどを環境変化から守る封止材や保護膜、配線板、各種パッケージ材、塗料、接着剤などの主材は高分子材料である。
 これらの高分子を主体とする材料の品質管理、不具合発生時の原因究明、特性解析のための組成や構造の分析を行うためには最新、かつ広範囲な分析技術が必要とされる。複雑な成分から構成されているレジストや絶縁材料の組成を明らかにするためには分離、分解、誘導体化などの前処理技術とNMR,MS,IR等の分析機器を活用する必要がある。また、生産現場にお
ける不良原因の究明などの場合は高度な表面分析技術や不純物分析技術が求められる。
 本講義においてはいくつかの実際の製品を対象に取り上げ、それぞれの場面でどのような分析技術が求められているかについて解説する。

 

8.相談コーナー(16:20〜16:40)

(出席講師による)

 

【受講申込要項】

受講対象者  高分子分析についての経験をお持ちの方を対象と致します。

講習程度   高分子分析に関する諸問題について解説致します。

 


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