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第29回講習会の開催案内

終了しました

 

第29回高分子分析技術講習会(前期:基礎編)


【プログラム】
第1日(9月27日)
1.高分子分析概論(10.00〜11.30)            (工学院大学工学部)寺町信哉
 [講義内容]
 高分子材料は,その主成分である高分子とともに多くの添加剤や不純物を含み,高分子成分自体も複雑な分子構造と多様な集合状態を持っている。高分子分析は,こうした点にまで立ち入った幅広い解析を必要としている。そのためには,高分子そのものについての幅広い知識と分析手法についての知識の両面が必要とされる。本講では,高分子分析に必要とされる高分子の基礎知識と高分子分析法の概要について解説する。

<昼休み>(11.30〜12.30)

2.高分子分析のための前処理技術(12.30〜14.10)  (鞄激激潟Tーチセンター)佐藤信之
 [講義内容]
 高分子の実試料の分析の成否が,機器分析にかける前の試料の前処理の適不適や巧拙に依存するところが少なくない。粉砕,溶解,抽出,加水分解,熱分解,分別等の要素技術について
解説し,紫外線硬化樹脂,磁気テープ,添加剤分析等の分析例を紹介する。

3.赤外分光法による高分子分析(14.20〜16.50)   ((株)ダイヤ分析センター)高山 森
 [講義内容]
 赤外吸収法は最も簡便に使用される高分子分析法であるが,プラスチックは扱っているが赤外吸収法による分析はほとんど行ったことがない方や,赤外吸収法は経験があるがプラスチックを扱った経験の浅い方を主な対象として,次のような説明を行う。最初に,赤外吸収法の原理をごく簡単に述べ,次に,@試料の性状と測定目的に応じた試料調製法並びに測定モードの選択の仕方,A得られたスペクトルの解析のコツ,B定量分析のための検量線作成法,といった実用上の基本的事項についてできるだけ詳しく説明し,最後に赤外吸収法が高分子分析のどんな問題に適用できるかということについて一通り触れる。フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)が普及している現状を踏まえ,FTIRの利点を活かした分析法を重要視するが,高価な装置がない場合にどうするかというテクニックについても,できるだけ紹介する。 

第2日(9月28日)
4.液体クロマトグラフィーによる高分子分析(9.30〜11.10)  (潟_イヤ分析センター)後藤幸孝
[講義内容]
 液体クロマトグラフィーは複雑な多分散性を有する高分子材料の解析に有効な分析手法である。特に分量分布,分岐などの測定に不可欠な分析法であるサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を中心に,実試料に適用する場合の留意点や問題点を含め,基礎から応用までを解説する。

5.核磁気共鳴法による高分子分析(11.20〜14.50)          (帝人梶j松田裕生
[講義内容]
 核磁気共鳴法(NMR)はその情報量の豊富さから,高分子分析においても必要不可欠な基本的分析手法となっている。しかし,NMRを使いこなしスペクトル解析力を身につけるには知っておかなければならない基礎事項も多い。本講では高分子の溶液NMRについて,初級者を対象に実用上有益となる基礎事項をわかりやすく解説する。 
  主な内容:
【基礎知識】NMRにおける3つのキーワード(化学シフト,スピン結合,緩和),NMRの優れる点と欠点,装置の知識,2次元NMR、代表的な基本測定手法とそれによって得られる構造情報など
【測定】測定上,定量分析上の注意点,データ処理法など
【解析】代表的な高分子への活用事例(ビニルポリマー,重縮合ポリマー,他核系ポリマーなど,組成,結合様式,立体規則,連鎖分布など) 

<昼休み>(12.00〜13.00)

6.ガスクロマトグラフィー及び質量分析法による高分子分析(15.00〜16.40)        (名古屋大学院工学研究科)大谷 肇
 [講義内容]
 ガスクロマトグラフィー(GC)は,その原理からして最高約400℃程度までの分離カラム温度で,数Torr以上の蒸気圧を持ち得る化合物に適用が限定されている。一方,通常の高分子材料は,添加剤等の低分子量成分を除けば,通常は蒸気圧を持たない高重合体で構成されているためそのままではGC分析の対象とはなり得ない。したがって,これらに対しては,化学分解・熱分解による生成物をGC分析して,組成分析や構造解析が行われる。一方,質量分析法(MS)も,昨今のマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)MSの開発などにより,従来は測定対象とみなされなかった高分子量物質についてもその質量スペクトルを得ることが可能になってきた。そこで本講では,熱分解GCの特徴,操作上の注意点および主な適用例などを解説し,さらにMSによる高分子分析についてもその概要と最近の進歩を概説する。

◇ 質疑応答
 各講義の時間内で可能な限り質問にお答えします。必要に応じ,各講師による相談コーナーを設けます。

【受講申込要項】
 前期は「基礎編」として,高分子分析の初級者を対象として,実用的な基礎を講義します。引続き,後期は「応用編」として,応用例を中心とした中級程度の講習会を予定しています(2005年3月)。募集は前期と別に行いますが,前期に参加された事業所には割引料金が適用されます。
 
受講対象者  高分子分析技術の初級者を対象とします。

講習程度   高分子分析技術の初歩について解説します。


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