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第25回高分子分析技術講習会(前期:基礎編)

主 催  日本分析化学会高分子研究懇談会
協 賛  日本化学会 日本ゴム協会
期 日  9月5日(木)・6日(金)
会 場
幕張メッセ国際会議場301会議室〔千葉市美浜区中瀬2−1,電話:043-296-0001,交通:JR京葉線「海浜幕張」駅下車徒歩10分〕

  今回の講習会は,第40回分析展に合わせて幕張メッセにて開催いたします。高分子分析の実際に関する講演,ならびに最新の分析機器の動向を知る上で良い機会です。本講習会参加者には見学の時間を設けましたので,ぜひご参加下さい。

スケジュール

第1日(9月5日)
1.高分子分析概論(10.00〜11.20)
(工学院大学工学部)寺町信哉
 [講義内容]
  高分子分析は他の素材・材料の分析とは異なり,単に組成を知り,それぞれの成分の定性・定量のみでは分析したことにはならず,主成分の高分子成分とともに添加剤,不純物などの分析を行うとともに,高分子の構造まで立ち入った幅広い解析が必要である。そのためには種々の化学分析法,機器分析法に精通するとともに,高分子についての幅広い知識を必要とする。本稿では高分子分析に必要とされる高分子の基礎知識と高分子分析法の概要について解説する。


<昼休みおよび分析展見学>(11.20〜12.40)


2.高分子分析のための前処理技術(12.40〜14.20)
(鞄激激潟Tーチセンター)八嶋 博
 [講義内容]
  高分子の実試料の分析の成否が,機器分析にかける前の試料の前処理の適不適や巧拙に依存するところが少なくない。粉砕,溶解,抽出,加水分解,熱分解,分別等の要素技術について解説し,紫外線硬化樹脂,磁気テープ,添加剤分析等の分析例を紹介する。


3.赤外分光法による高分子分析(14.30〜16.50)       
(潟Aクトリサーチ)高山 森
 [講義内容]
  赤外吸収法は最も簡便に使用される高分子分析法であるが,プラスチックは扱っているが赤外吸収法による分析はほとんど行ったことがない方や,赤外吸収法は経験があるがプラスチックを扱った経験の浅い方を主な対象として,次のような説明を行う。
  最初に,赤外吸収法の原理をごく簡単に述べ,次に,@試料の性状と測定目的に応じた試料調製法並びに測定モードの選択の仕方,A得られたスペクトルの解析のコツ,B定量分析のための検量線作成法,といった実用上の基本的事項についてできるだけ詳しく説明し,最後に赤外吸収法が高分子分析のどんな問題に適用できるかということについて一通り触れる。
  フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)が普及している現状を踏まえ,FTIRの利点を活かした分析法を重要視するが,高価な装置がない場合にどうするかというテクニックについても,できるだけ紹介する。



第2日(9月6日)
4.液体クロマトグラフィーによる高分子分析(9.30〜11.00)
(シーエーシーズ梶j後藤幸孝
 [講義内容]
  液体クロマトグラフィーは複雑な多分散性を有する高分子材料の解析に有効な分析手法である。特に分量分布,分岐などの測定に不可欠な分析法であるサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を中心に,実試料に適用する場合の留意点や問題点を含め,基礎から応用までを解説する。


5.核磁気共鳴法による高分子分析(11.10〜15.10;但し、途中で昼休みと見学の為中断)   (帝人梶j松田裕生
[講義内容]
  核磁気共鳴法(NMR)はその情報量の豊富さから,高分子分析においても必要不可欠な基本的分析手法となっている。しかし,NMRを使いこなしスペクトル解析力を身につけるには知っておかなければならない基礎事項も多い。本講では高分子の溶液NMRについて,初級者を対象に実用上有益となる基礎事項をわかりやすく解説する。
  主な内容:【基礎知識】NMRにおける3つのキーワード(化学シフト,スピン結合,緩和),NMRの優れる点と欠点,装置の知識,代表的な基本測定手法とそれによって得られる構造  情報など,【測定】測定上,定量分析上の注意点,データ処理法など,【解析】代表的な高分子への活用事例(ビニルポリマー,重縮合ポリマー,他核系ポリマーなど,組成,結合様式,立体規則,連鎖分布など)


<昼休み・分析展見学>(11.50〜13.30)


6.ガスクロマトグラフィーによる高分子分析(15.20〜16.50)  
(名古屋大学)大谷 肇


質疑応答
  各講義の時間内で可能な限り質問にお答えします。必要に応じ,各講師による相談コーナーを設けます。

【受講申込要項】

 前期は「基礎編」として,高分子分析の初級者を対象として,実用的な基礎を講義します。引続き,後期は「応用編」として,応用例を中心とした中級程度の講習会を予定しています(2003年3月)。募集は前期と別に行いますが,前期に参加された事業所には割引料金が適用されます。

受講対象者  高分子分析技術の初級者を対象とします。
講習程度   高分子分析技術の初歩について解説します。

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