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第22回高分子分析技術講習会(平成12年度後期)

《高分子分析の実際》


【スケジュール】

第1日(3月7日)
1.赤外分光法の応用(10:00〜11:30)
(潟Aクトリサーチ)高山 森
 [講義内容]
 前期の基礎編に引き続き,中級編として測定が難しい異物や積層品の分析のための様々なテ クニックやコツについて紹介する。
 また,スペクトルの定性のコツを会得する一助として,複雑な混合物の定性例を紹介する。
 次に赤外分析は広範な応用が可能であるということを理解してもらうために,次の項目について実例を中心について説明する。
  1)共重合体の組成分析
  2)結晶化度の測定
  3)表面分析
  4)劣化の解析
  5)添加剤の分析

<昼休み>(11.30〜12.30)

2.核磁気共鳴分光法(12:30〜14:00)
(ブリヂストン梶j加藤信子
 [講義内容]
 前回(平成12年度前期)で紹介した様々な手法が,実際の高分子の化学構造解析にどのように用いられているかを実例を用いて解説し,更に,最近発展がめざましい多核高分解能 NMRの高分子への応用についても紹介する。

3.表面分析と微小分析(14:10〜16:10)
(三菱電機梶j狩野 勇
 [講義内容]
 高分子材料の物性や機能具現の理解、および諸問題を解決するためにはバルクの分析情報だけでは十分でなく、表面や微小領域の化学構造・組成の情報が必須である。
 そこで、高分子のキャラクタリゼーションや現場でのトラブルシューティング等に威力を発揮する表面・微小分析法(FT-IR,XPS,EPMA,SIMS,SEM)について簡単に原理・特徴を述べると共に,実際に役立つ実例を主体に解説する。

4.相談コーナー(16:20〜17:00)
(出席講師による)

第2日(3月8日)

5.電子・電機産業用高分子材料の分析(9:30〜12:00)
(日化テクノサービス梶j杉谷初雄
 [講義内容]
 高分子材料は電子、電機産業分野に幅広く使用されており、その用途範囲はさらに拡大している。例えば、フォトレジスト、各種絶縁膜、保護膜、封止材、プリント配線板、パッケージケース、塗料、接着剤などの主材はいずれも高分子材料である。これら、高分子を主体とする材料の品質管理、不具合原因究明、組成や構造の解析等には最新かつ多角的な分析技術が必要とされる。
 組成分析には分離、分解、誘導体化などの前処理技術と各種機器分析技術を組み合わせた複合分析が必要であり、表面分析や不純物分析には最新の分析機器が活用されている。感光性フィルム、絶縁膜などいくつかの実試料の分析例を示しつつ、電子、電機産業用高分子材料の分析について解説する。

<昼休み>(12.00〜13.00)

6.ゴムおよびプラスチックスの総合分析(13:00〜15:30)
(JSR梶j平柳滋敏
 [講義内容]
 ゴム、プラスチックスの分析を行うにあたり提供される試料は、純ポリマーであることは 少なく、むしろ複雑に配合された製品であったり、極めて微量であることの方が多い。このような制約された試料を用い、分析目的にあった結果を得るためには、様々な分析手法の中から適切な手法を選択して分析プロセスを組み立てる必要がある。実際によく利用されている分析手法により、何がどこまで明らかにできるかを分析事例を取り上げて解説する。

7.相談コーナー(15:40〜16:40)
(出席講師による)

【受講申込要項】

受講対象者  高分子分析についての経験をお持ちの方を対象と致します。

講習程度   高分子分析に関する諸問題について解説致します。


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