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高分子分析研究懇談会は、お互いの情報共有等を通して高分子分析の発展を目的に活動しています。

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高分子分析技術講習会SERVICE&PRODUCTS

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第60回高分子分析技術講習会(応用編)

 高分子分析には,一次構造に分布のある高分子化合物の構造解析から高分子材料中の添加剤分析に至るまでの幅広い分析技術が必要とされます。また,高分子特有の物性のために低分子化合物の分析とは異なるコツが必要になることもあります。
 本講習会では,“高分子を分析するための技術”に関する講義を前期・後期の2回に分けて行っています。
今回の応用編では,高分子分析の中級〜上級者を対象として,分析実例を含む応用的な内容を中心に講義します。理解を助けるための演習も行います。
 なお,基礎編は,初級者を対象として,より基礎的な内容について講義します(次回:2020年8月予定)。

主 催 (公社)日本分析化学会高分子分析研究懇談会
協 賛 (公社)日本化学会,(公社)高分子学会
期 日 2020年3月5日(木)〜6日(金)
会 場 明治大学 グローバルフロント 4031教室
〔東京都千代田区神田駿河台 1-1,交通:JR 中央線・総武線,東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約 3 分,東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約 5 分,都営地下鉄三田線・新宿線,東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約 5 分〕

プログラム

第1日目 3月5日 (木)

1 ガスクロマトグラフィー及び質量分析法による高分子分析:実用編(9:30〜11:30)
(名古屋工業大学)大谷 肇

 熱分解GC/MSおよびMALDI-MSを中心に,高分子の末端基や立体規則性等の微細構造解析,不溶性架橋高分子のネットワーク構造解析,さらには,それらの分子量との相関解析など,高分子材料分析への最近の具体的な応用例を紹介しながら,実際の現場で役立つ活用法を解説する。

<昼休み>(11:30〜12:30)

2 赤外分光法による高分子分析:応用編(12:30〜14:10) (三井化学分析センター)黒田崇之

 本講義では,「赤外分光に従事して2〜3年目の方」および「他の分析装置担当であるが,赤外分光も併せて使用する方」を主な対象として,赤外分光法を活用する上で身に着けておくべき測定・解析の基本事項および実践的なテクニックについて説明する。特に企業における赤外分光法の活用例として,@製品で問題となる微小異物の分析,A光・熱硬化樹脂の硬化過程や樹脂の酸化劣化過程をモニタリングできる反応追跡測定に焦点をあてて解説する。その他,近年進歩の著しい顕微ラマンとAFM-IR の有効性について,赤外分光法と比較して紹介する。

3 核磁気共鳴分光法による高分子分析:応用編(14:20〜16:00) (帝人)菅沼こと

 高分子の核磁気共鳴分光法(NMR)では,構成モノマーの組成や共重合比率,末端基構造,立体規則性,共重合連鎖分布など,様々な情報を得ることができる。これらの一次構造は,高次構造や材料特性に大きく影響を及ぼすため,一次構造を詳細に把握することは材料開発において大変重要である。本講では,知りたい情報を反映したスペクトルを得るための手法や,得られたスペクトルを帰属する手法について,溶媒効果を利用した共重合ポリマーの精密定量や連鎖分布解析によるエステル交換反応率の分析,立体規則性解析によるブロック長の算出など,実際の事例と共に紹介する。

4 総合分析(1):電子材料・工業材料関連高分子の分析(16:10〜18:10) (日立化成)海野晶浩

 高分子材料は種々の変性剤,添加剤あるいは無機材料と組み合わせて,エレクトロニクスを始め広い分野に使用されている。他の成分と分離して高分子材料の構造情報を得るためには,各種分析方法の特徴を把握して適切な分析方法,分析条件を選択することが重要である。電子材料の樹脂種の同定,複合材料の樹脂反応度評価,無機フィラー界面の高分子の構造解析などについて,分析事例を紹介する。

第2日目 3月6日 (金)

5 液体クロマトグラフィーによる高分子分析:応用編(10:00〜11:40) (東ソー分析センター)香川信之

 高分子の液体クロマトグラフィーは,複雑な多分散性を有する高分子材料の解析に有効な分析手法である。後期応用編においては,分子量測定ならびに分子量分布の測定に用いられているサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)について,特に注意すべき点について例を挙げて説明し,さらに光散乱検出器やFT-IRを用いて,どのような情報が得られるのかについても解説する。また,高分子の組成分離法として最近注目されるようになった臨界吸着点(CPA)を利用した液体クロマトグラフィーについても解説する。

<昼休み>(11:40〜12:40)

6 高分子の熱分析と熱物性:応用編(12:40〜14:20)(広島大学)戸田昭彦

 近年新たに開発された熱分析技術である薄膜チップセンサーを用いた超高速DSCでは,センサー上に置かれた極微量の試料を毎秒数千度以上の超高速で加熱・冷却し,その際の試料からの吸・発熱流束の解析(熱測定)を再現性良く定量的に行うことができる。本講では,この手法の原理,構造,特徴について概説し,高分子を主とした応用例について紹介する。準安定状態にある高分子材料の熱測定において,超高速で昇降温することの重要性の説明に主眼を置く。

7 総合分析(2):高分子材料の有機組成分析(14:30〜16:30) (東レリサーチセンター)佐藤信之

 高分子を含む有機材料を分析するためには様々な前処理が必要である。材料の組成を解明する有機組成分析を行う際には,ステップごとに目的に応じた最適な前処理技術を選択しながら体系的に分析を進めて行く必要がある。具体的な分析事例を通じて,様々な局面での効果的な前処理技術の活用について紹介する。

講習のレベル

 高分子分析についての数年の経験をお持ちの方以上を対象として設定しています。高分子分析を始めて日が浅い方の参加も歓迎したします。

受講料

高分子分析研究懇談会会員:25,000 円
日本分析化学会および協賛学会会員:30,000 円
会員外:45,000 円
学生:10,000円
受講料はすべて税込みです。
 日本分析化学会会員には,維持会員,特別会員,公益会員を含みます。特別会員または公益会員の場合は,1 名のみ会員扱いとします。なお,納入された受講料の返却はいたしませんのでご了承願います。
 (高分子分析研究懇談会への入会を検討される方は http://www.pacd.jp/nyukai.html から)

募集人員

 100名

申込方法

 参加申込フォームに必要事項をご記入のうえ,お申し込みください。
 請求書,振込依頼書および会場案内図を別途郵送いたします。なお,テキストはPDFファイルをダウンロードしていただきます。会期1週間前を目処にURLをお知らせする予定です。テキストの公開をもって講習を開始したものといたします。納入された受講料の返却はいたしませんのでご了承願います。各分析法に関して質問および技術相談がある場合は,申込み時に事前質問事項欄へご記入ください。各講師が可能な範囲で対応いたします。

申込締切

 2020年2月14日(金)

申込先,問合せ先

三菱ケミカル(株) Science & Innovation Center
百瀬 陽 〔E-mail:pacd-koushu@pacd.jp〕
(メール送信の際は@を半角にしてください)

バナースペース

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FAX 03-3490-3572